【転職して良かったか、正直に答えます】
導入文
「転職して、本当に良かったですか?」
病院薬剤師から調剤薬局への転職を考えている方から、
もし直接聞かれたら、
私はこう答えます。
良かったです。ただし、全部が想像通りではありませんでした。
私は病院薬剤師として3年間働いたあと、
調剤薬局に転職しました。
現在、調剤薬局勤務3年目です。
転職して変わったこと、変わらなかったこと。
想定外だったこと、予想通りだったこと。
この記事では「転職して良かったか」という問いに、
包み隠さず正直にお答えします。
転職を美化した体験談は読みたくない。
でも転職して後悔した話も聞きたくない。
そういう方に、
「現実はこうだった」というリアルを
お伝えできればと思います。
この記事でわかること
- 病院薬剤師から調剤薬局へ転職した正直な感想
- 転職して「想定外だった」こと3つ
- 転職して変わらなかったこと・しんどかったこと
- 「転職して良かったか」という問いへの正直な答え
結論
転職して、良かったです。
ただし「転職すれば全部解決する」わけではありません。
良くなったことと、
新たに気づいた課題、
どちらもあります。
それでも今、
「転職しなければよかった」と思う瞬間は
一度もありません。
転職前の私の状況
まず転職前の状況を
正直にお伝えします。
病院薬剤師3年目のころ、
私の状態はこうでした。
- 月4〜5回の当直で体力的に限界を感じていた
- 年収は約470万円。調剤薬局の同期より
明らかに低かった - 「このまま10年、20年続けられるか」という
疑問が頭から離れなかった - 患者さんが退院するたびに
「その後どうなったのか」を
知ることができない寂しさがあった
「転職したい」という気持ちと
「病院を辞めることへの罪悪感」が
ずっと共存していました。
転職を決意したのは、
「このまま続けることへの不安」が
「転職することへの不安」を
超えたタイミングでした。
転職して「想定外だった」こと3つ
想定外① 当直・残業がなくなって
最初は「拍子抜け」した
転職後、最初に感じた感覚は
「解放感」ではなく、
不思議な「拍子抜け感」でした。
定時の18時に帰宅したとき、
「これでいいのか?」と
逆に落ち着かなかったほどです。
病院時代に「当直がなければ」と
ずっと思っていたのに、
いざなくなると
「自分は何をすればいいんだろう」という
感覚が最初の数週間続きました。
残業は月5時間以内。
当直はゼロ。
体力的な余裕ができてから初めて、
自分がいかに消耗していたかに
気づきました。
「当直がなくなったら
こんなに生活が変わるのか」という驚きは、
想定をはるかに超えていました。
今では、増えた時間を
趣味・家族・自分の勉強に
使えています。
想定外② 給与明細を見て思わず二度見した
転職後、最初の給与明細を手にしたとき、
正直驚きました。
病院時代の年収は約470万円。
調剤薬局転職後は約550万円。
約80万円のアップです。
「同じ薬剤師免許を持って、
同じように薬剤師として働いているのに、
なぜこんなに差があるのか」
転職前から「上がるかもしれない」とは
思っていましたが、
実際に明細を見るまでは
半信半疑でした。
勤務時間が減り、
当直もなくなり、
それで年収が上がる。
「なぜもっと早く転職しなかったのか」と
思ったのが正直なところです。
ただし、これは転職先の
選び方次第で変わります。
「調剤薬局に転職すれば必ず上がる」
ではなく、
転職先の規模・地域・
給与交渉の有無によって
差が生まれます。
私の場合、
エージェントが給与交渉を
代行してくれたことが
年収アップに大きく貢献しました。
想定外③ 患者さんとの継続的な関わりが
想像以上に「深かった」
転職前から
「調剤薬局では患者さんと継続的に関われる」と
わかっていました。
でも実際に経験してみて、
その「深さ」は
想像を超えていました。
同じ患者さんが毎月来局されます。
お薬の変化、体調の変化、
家族の話、生活の変化。
「先生には言えないけど、
薬剤師さんには話せる」と
言っていただける場面が
増えていきました。
病院では退院後の患者さんのことを
知る手段がありませんでしたが、
調剤薬局では
「その後どうなったか」が
自然とわかります。
これは転職前に求めていたものの
ひとつでしたが、
実際に経験した「深さ」は
想像を上回っていました。
転職して変わらなかったこと・
しんどかったこと
良かったことだけを書くのは
不誠実だと思っています。
転職してしんどかったことも、
正直にお伝えします。
薬歴記載のスキルに最初は苦労した
病院での記録業務とは異なる
調剤薬局の薬歴(SOAP形式)は、
最初の数週間、
慣れるのに苦労しました。
「書き方がわからない」というより、
「患者さんとの会話から情報を拾って
記録に落とし込む」という
独自のスキルが必要で、
業務のリズムをつかむまでに
少し時間がかかりました。
業務の「単調さ」を感じた時期があった
転職後しばらくして、
「毎日似たような処方が続く」という
感覚が出てきた時期がありました。
病院は毎日刺激が多かったため、
最初はギャップを感じました。
ただ、これは時間が経つにつれて
見方が変わりました。
「繰り返し来てくれる患者さん」との
信頼関係が積み重なることに
やりがいを感じるようになり、
「単調」という感覚は
薄れていきました。
人間関係はどこでも存在する
「転職したら人間関係の悩みがなくなる」
わけではありません。
新しい職場でも
最初は気を遣いますし、
職場のルール・雰囲気に
慣れるまでに時間がかかります。
ただ病院時代に感じていた
「上下関係のピリピリした空気」は
明らかに減りました。
これは職場の規模感の違いも
あると思います。
「転職して良かったか」への正直な答え
改めて、この問いに答えます。
転職して、良かったです。
その理由を3つだけ挙げるなら、
① 体力的・精神的な余裕が生まれた
当直・残業がなくなったことで、
「消耗するだけの毎日」から
「蓄えながら働く毎日」に変わりました。
薬剤師として長く働き続けるために、
この変化は不可欠でした。
② 年収が上がって生活の余裕が生まれた
年収が約80万円上がったことで、
金銭的な不満が解消されました。
「資格があるのになぜこの年収」という
モヤモヤが消えたことは、
仕事への集中力にも良い影響を与えました。
③ 患者さんとの関わり方が変わった
「退院後どうなったのか知れない」という
寂しさがなくなり、
「この患者さんの生活を長く支える」という
やりがいが生まれました。
これは転職前に求めていたものですが、
実際に経験してみると
その価値は想像以上でした。
ただし、一点だけ正直に言います。
「転職すれば全部解決する」は幻想です。
薬歴の苦労、業務の単調さ、
新しい人間関係への適応。
転職後にも課題はあります。
それでも「転職しなければよかった」と
思う瞬間は一度もありません。
「病院でも調剤薬局でも、
どちらにも良さがある。
自分の優先順位に合った環境を選ぶことが大切」
これが、両方を経験した私の
正直な結論です。
まとめ
この記事のまとめ
- 転職して「良かった」。ただし全部が想像通りではなかった
- 想定外①:当直・残業がなくなって最初は拍子抜けした
- 想定外②:年収が約80万円アップして給与明細を二度見した
- 想定外③:患者さんとの継続的な関わりの「深さ」が想像を超えていた
- しんどかったこと:薬歴記載・業務の単調さ・新しい人間関係への適応
- 「転職しなければよかった」と思う瞬間は一度もない
転職は「正解か不正解か」ではなく、
「自分の優先順位に合っているか」で
判断するものだと思っています。
この記事が、
あなたの判断材料のひとつに
なれば嬉しいです。
転職するか迷っているなら、
まずは情報収集だけでも十分価値があります。
よくある質問(FAQ)
Q. 病院薬剤師から調剤薬局への転職は
難しいですか?
A. 難しくありません。
むしろ病院での臨床経験は
調剤薬局側から高く評価されます。
「調剤経験が少ない」という不安より、
「病院経験をどう活かすか」を
アピールすることが重要です。
Q. 転職後、病院薬剤師に
戻ることはできますか?
A. できます。
調剤薬局→病院への転職実績を持つ
薬剤師も一定数います。
ただし空白期間が長くなるほど
戻りにくくなるのは事実です。
Q. 転職して年収が上がるのは
本当ですか?
A. 私の場合は約80万円上がりました。
ただし転職先の規模・地域・
給与交渉の有無によって差があります。
エージェントへの相談で
「自分の場合どのくらい上がるか」を
確認することをおすすめします。
Q. 転職後に後悔しませんでしたか?
A. 後悔はしていません。
ただし「転職すれば全部解決する」という
期待を持って転職すると、
想定外のギャップに戸惑うことがあります。
「転職後にも課題はある」という
心の準備をしておくことが大切です。
Q. 転職活動はどのくらいの期間
かかりましたか?
A. 在職中の転職活動で、
登録から内定まで約1〜2ヶ月でした。
エージェントが日程調整を代行してくれたため、
在職中でも無理なく進められました。
監修者プロフィール
ラビ薬剤師(運営者)
薬剤師免許取得後、病院薬剤師として3年間勤務
(急性期病院・病棟業務・当直経験あり)。
m3.com転職を利用して調剤薬局へ転職し現在3年目。
転職で年収約80万円アップ・当直ゼロ・残業激減を実現。
転職後にファルマスタッフへ登録し対面面談の質の高さを実感。
小児科・感染症領域を得意とする。
「転職して良かったか」を正直に語ることをコンセプトに、
薬剤師の転職情報を発信中。
CTA
「転職して本当に良かったのか」という問いに、
私は「良かった」と答えます。
ただしそれは、
転職先を慎重に選んだからこそです。
「どんな求人があるか」「自分の市場価値はどのくらいか」を
まず知ることから始めてみてください。
転職するか迷っているなら、
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